2013/03/16

鈴木大拙館へいってきました


どうも "金沢だったらほかに寺島蔵人邸もオススメ" rintaroです

3月初旬 岐阜と石川へ旅行にいきました
すぐ忘れてしまうので 覚えているうちに書いておきます

あまりに記憶しないので妹には海馬が死んでいると言われています
検査したほうがいいのだろうか
(じぶんのMRI見てみたいだけ)



金沢の鈴木大拙館にすべて持って行かれたようなものです

タイトルで言いきった

あっちこっち行ったのに鈴木大拙館がズバぬけてかっこよかった
設計は谷口建築設計研究所
気にいったところを列挙します





1. 構成がかっちょよい ※ ウェブサイト参照してね

玄関
期待の高まる黒い廊下
象徴的なクスノキのある庭をみせる廻廊
資料が並べられた暗めの展示空間


ぱっと明るい露地の庭と大拙の本が並ぶ学習空間


屋外に出て広がる水盤


水盤に囲まれトップライトの落ちる思索空間


脚本のよくできた映画をみたような…
行為だけじゃなく感情の起伏までほんとに見事に誘導されたとおもいました…


2. 外部空間 植栽計画 庭が渋い

もとからあった樹木を活かしているのか
植栽計画が渋くてまたいい
(シマトネとか当然ない)
(そりゃ金沢の気候にはあわないのだろうけど)

玄関からのクスノキの庭
露地の庭
水盤の庭

どれも趣がちがう庭が一度に3つも現れて興奮しました…

散策路のはユキヤナギだったのか
水盤と石垣の背景となっている緑地(本多の森公園)が芽吹く頃はまた違う印象になるだろう…
心憎いぜ…

露地の庭


3. 文化施設としてのシステムがクール
空間だけではなく展示内容もストイックなくらいシンプル
展示数も絞られているし キャプションも最小限だった(とおもう)

大拙という人物を知ってもらうために包括的に(資料と空間から得る)体験をデザインしているんだなぁ…

全体の目的のために「あれこれ陳列したい」「説明文を書きたい」というのを相当我慢しているのではないか…
あとめずらしくないのかもしれないが 受付でもらえるリーフレットがおもしろい
大拙館に関する情報は最低限になっていてかわりにポケットがついている
展示をまわって気になったものをもってかえってね という仕組みだった



「へー エコ」と漏らす無粋さよ
どちらかといえばじぶんでパンフレットをつくるよお気にいりを持ってかえるようなたのしさがあった

これ 他の美術館でもできるといいな


4. ディティールすごいらしい
ごめん… 勉強と経験不足で…
ディティールのすごさみたいのはよくわかんなかった…
そりゃ文句なしにかっこいいんだけど
え??当然でしょ??ってくらい自然だったから…
ごめん…



以上の結果として大拙の本を図書館で貸出予約しましたよ…

影響されやすすぎるぜ…



もちろんぷらぷら歩いた町並みもとてもよかった

けどこれはまた別のお話



追記1: 分かりやすいかなとおもって写真を追加しました
最初から掲載しなかったのはいい写真がないからです…


追記2: 外構計画はMLSの三谷氏だそうです!! 知らなかったぁ…
控えめにtwitterで教えてくださった方 ありがとうございます