2014/11/16

シラカバの根の話

もしシラカバを庭に植えようという人がいたらちょっと待てと言いたい
会社の庭で6本のシラカバ ジャクモンティを見ていておもいます

立ち並ぶ白い幹
金色に輝く秋の葉
やわらかな緑色の芽吹き

たしかに美しい
ただ根がすごい


ちゃんと調べたわけではないけど 高木の類はそれなりに深いところで根を張る種類が多いとおもう
シラカバはわりと浅い位置で根を横にずいずいと伸ばしている様子


幹の右に伸びている細い根がシラカバの根です

おかげでシラカバの足元の低木は枯れて仕方ないです
根張り競争で負けてしまうっぽい
そもそもシラカバは裸地でも先駆けて根付く「パイオニアプランツ」と呼ばれるのでそれと関係あるのかな

シラカバの根本にはせいぜい下草を茂らすのが無難ということになります
そのあたり分かったうえで植えたほうがよいですね



根といえば
地面を対称軸として枝張りと線対称に根張りが広がっている…という話を本で読みました

「針葉樹は縦に深く根を張る」とよく言われますが
たとえば杉の姿を想像したら あ なるほど となりますよね

基本的にであって必ずしもそうではないんですが…


手持無沙汰なときは ぼーっと樹を眺めて地下に広がる根を想像して
その上をあくせく移動していくけど誰も気づいていないだろうとなぜかほくそ笑んでいます