2015/03/17

湖西連峰のはしっこを登ってきた




ことのはじまり


twitterで知合った方から毎日山を登っているという山ホリックなSさんを紹介していただいた

わたしは山は嫌いではないが団体行動が嫌い
それなら単独で山にアタックするかというとそこまでムチャな山好きではない

Sさんとわたしとわたしの母というチームならちょうどいいかなと思った
思ったは思ったけど初対面の人と長時間(酒なしで)一緒に過ごすのは疲れる


通常であればヘラヘラ愛想笑いしながらお断りするけど
思いきって電話をしてみると親切な方でポンポンと話が決まった

予定をあわせて豊橋駅で待合せることになった




突然の市内観光がはじまる



直前でもうひとり会ったことのない女性Kさんが加わったので豊橋駅で初めましての4人が顔合わせ
Sさんが車で迎えにきてくださったので(感謝)そのまま登山口へ移動

途中 市内の自慢スポットを案内してくれた
豊橋市公会堂 吉田城 豊橋ハリスト正教会 など
山の話と天気の話をしているうち出発地点の葦毛湿原に到着




葦毛(いもう)湿原から出発



すきです 湿原

ただ葦毛湿原は落葉で泥が腐葉土化していて湿原が狭くなってきているとのこと
土が栄養に富むとそこに生育する植物がかわって地形もかわってしまうのか
あたりまえなのかもしれないけど… すごい

湿原がなくなってしまうならそれが自然の変化だとわたしは思わないでもなかったけど
多様性保護のため数年前から保護活動が実験的に行われているらしい

成果が分かるまでにまた何年何十年とかかるんだろう
人間の仕切れるスパンの出来事とは思えない…



基本は照葉樹林の山
ただ昔に軍が介入していたり 所有が国のものか市のものかで管理がバラついたり
自然だけじゃない条件で山ってできているんだな


基本的にはゆるやかな道程
わたしは正真正銘の初心者なので行きは正統派コースで行くことに決定




ひとつめのチェックポイント



眺めがいい
でもこれ高圧電線のために木を払っているだけらしいよ!




TV中継塔



山に登るっていかにも自然と遊ぶってかんじなのに目印にしているのは鉄塔なのだからなんだか笑ってしまう
山を克服した場所という意味ではあっている気がした




神石山につきました



急斜面で距離が短いコース! 一気に登る!
息が弾んだ


神石山山頂
立ち枯れた樹がかっこいい


ここで昼食
(賞味期限が半年切れた鮭瓶の)おにぎりおいしかった


一等三角点らしい


頂上の地図が分かりにくいとみんなでヤイノヤイノ言っているところ
行きは正統派コースだったので帰りはちがうコースに決定




岩がキレッキレ



ゆるやかコースのほうで下る


途中の名もない岩 クール


岩マジでクール




ヘラシダロード



風が強いからとコースをかえたらまったく風に吹かれなくなってすごい!
山の陰にはいったんだろうか
不思議だった


ここが道らしい
有志の方が整備している(?)道へ!




公式じゃない道



幼樹の葉が緑色の霞みたい


ところどころでSさんが説明を挟んでくださる




あ! やせいの ワサビが とびだしてきた!



水の流れで土が流されて倒れた(んだと思う)


ここに山葵が自生しているとSさんが連れてきてくれた!
ほんとだー!
遠目にオオバコ似だとおもったけど葉脈がぜんぜんちがった…



その奥にミカワバイケイソウの新芽!
ミカワバイケイソウというのは初めて聞いたけどこのあたりにしかないという種類
その理由が「氷河期に低地に進出したコバイケイソウがその後の温暖化で低地の湿原や湿地にのみ取り残された」ためらしい

氷河期… 壮大…




そろそろゴールです



美しいヤマゴケ


カサカサになったミズゴケ


体力的にはもっと歩けたけどじつは他にも目的があったので大人しくこれで解散
見どころいっぱいでとてもたのしかった

方向音痴なのでどの道を歩いたのかはサッパリ!
Sさんも何度も歩いてわかるようになったと言っていたのでそういうものなのかな

街歩きとは違うたのしみがあってよかった
靴は買いたいとおもう




追記

150319 「石神山」を「神石山」に修正しました